よくある質問

MOSTEKの衛生管理システムに関して、お客様から多く寄せられるご質問をまとめています。

製品導入の判断や、MOSTEK製品の日々のご利用にお役立てください。

ご不明点が解決しない場合は、お気軽にお問い合わせください。

オゾン水について

水中にオゾン(O₃)を溶解させた酸化力の高い機能水で、作用後は酸素(O₂)に戻るため残留性がほとんどありません。

日本では 2012 年 4 月 26 日に食品添加物(殺菌料)として指定されています。

※ 参考:殺菌用小型電解水作製装置の開発 (電気化学学会)

オゾンは細菌の細胞膜、ウイルスの外殻、タンパク質・脂質を酸化的に破壊し、短時間で不活化します。

カット野菜の試験ではファインバブルオゾン水が大腸菌数を有意に低減し、品質保持にも寄与した報告があります。

※ 参考:ファインバブルオゾン水処理がカットキャベツの品質と保蔵性に及ぼす影響 (日本食品保蔵科学会)

大腸菌、サルモネラ、黄色ブドウ球菌などの一般細菌に加え、ノロウイルスモデルのファージ Qβ を 1–2 分で 4.7–6 log 不活化した研究があり、幅広い病原微生物に効果が確認されています。

※ 参考:バクテリオファージQβを用いたウイルスの浄水処理特性の推定 (日本オゾン協会)

オゾン水は長持ちしません。

25 °C・pH 7 付近では 10〜30 分で濃度が半分に低下します。

アルカリ側では分解が速く、酸性側ではやや安定していますが、いずれにしても生成から数十分でオゾン濃度は半減します。

生成後はできるだけ早く使用するのが基本です。

※ 参考:水溶液中のオゾンの自己分解 (九州大学工学部)

食品添加物として認可されており、使用後に薬剤残留や臭気が残りません。流水で十分すすげばそのまま食材に使用できます。

※ 参考:食品表示基準に係る通知・Q&Aについて - 別添 添加物関係 (消費者庁)

オゾン水自体は極めて安全ですが、使用環境の換気状態により、オゾン水から揮散したオゾンガスが溜まる場合があります。

オゾンガス濃度が0.1ppmを超えないように、換気を確保してください

オゾン水生成器 FLOWシリーズについて

水道につなぐだけで、さまざまな衛生管理の現場にすぐ導入できるオゾン水生成器です。

0.1~3.0 ppm の高濃度オゾン水を連続生成し、濃度・水量・水温・TDS(総溶解固形分)をリアルタイムで表示します。

従来は「見えなかった」洗浄力を、数値で“見える化”できる点が特長で、食品加工・介護・店舗のバックヤードなど、衛生レベルが求められるあらゆる現場で活躍しています

用途に応じて2機種をご用意しています。いずれも0.1~3.0 ppmの高濃度オゾン水を安定して連続生成できます。

・FLOW‑01:0.1~3.0 ppm / 水量 5~10 L/分
 ⇒ 飲食店や小規模施設での使用におすすめ

・FLOW‑02:0.1~3.0 ppm / 水量 10~15 L/分
 ⇒ 食品加工工場、給食センター等、同時に複数人が使用する場所や、広い洗浄エリアに最適

濃度は水量に応じて自動的に変化します。操作はとても簡単です。

蛇口を開いて水量を増やすとオゾン濃度は低くなり、

蛇口を絞って水量を減らすと濃度は高くなります(水量と濃度は反比例の関係です)。

本体の表示画面でオゾン濃度をリアルタイムで確認しながら、蛇口を回すだけで、かんたんに希望の濃度に調整できます。

一切必要ありません。

オゾン水は水と電気だけで生成されるため、薬剤の補充やカートリッジの交換といった消耗品の手間やコストは一切かかりません

定期的な補充作業が不要なため、ランニングコストを抑えつつ、常に安定した運用が可能です

必要ありません。

FLOWシリーズは、オゾン生成電極の自動クリーニング機能 (自動スケール除去機能)を搭載しており、従来のようなユーザーによる手動クリーニングは一切不要です。

面倒なメンテナンス作業をすることなしに、常に安定した性能を保ちながら、安心してご使用いただけます

基本的に、定期的なメンテナンスは不要です。

FLOWシリーズは、オゾン水生成電極の自動クリーニング機能(自動スケール除去機能)を搭載しており、従来のような定期的なクリーニング作業は必要ありません。

除去されたスケールは装置内のフィルターボトルに回収される仕組みになっており、万が一スケールの蓄積が気になる場合でも、「フィルターお手入れ」アイコンが点灯したタイミングで、フィルターボトルを取り外して水洗いするだけで対応可能です。

※ フィルターにスケールがたまっても、オゾン水の品質や生成性能には影響ありません。

はい、対応可能です。

FLOWシリーズは、オゾン水の濃度・水量・水温・TDSをリアルタイムで表示・管理できるため、HACCPをはじめとした各種衛生管理基準に対応した、定量的かつ安定した衛生管理が可能です

また、薬剤不使用・残留性ゼロ・自動クリーニング機能などにより、食品工場やセントラルキッチン、介護施設などでの再現性ある衛生プロセスの構築を支援します

ご利用環境の水量や使用人数に応じて、以下を目安にお選びください。

・FLOW‑01
 飲食店、小規模厨房、介護施設のシンク周りなど、一般的な上水道での使用に最適です。
 ⇒ 少人数での使用やスポット洗浄向け

・FLOW‑02
 食品工場、セントラルキッチン、大浴場の清掃エリアなど、多人数・大量のオゾン水を必要とする現場におすすめです。
 ⇒ 複数箇所で同時使用する場合や連続使用が前提の現場向け

一時的に表示される場合は、故障ではありませんのでご安心ください。

「センサー異常値」アイコンが点灯している間は、オゾン濃度の表示精度が一時的に低下することがあります。

これは、水道からの水量が、水流センサーの検知可能な下限値を下回っている場合に発生することが多いです

水量を少しずつ増やしていただくことで、センサーが安定し、アイコンも自動的に消灯します。
ご使用中に気になる場合は、ぜひお試しください。

FLOWシリーズのレンタルについて

FLOWシリーズはレンタル専用サービスです。

オゾン水の生成性能を長期的に安定維持するため、定期的な電極交換を含むメンテナンス付きレンタル方式でご提供しています。

契約は1年単位となります。

更新時に電極を新品に交換することで、常に高品質なオゾン水生成能力を維持できます。

契約開始日から1ヶ月以内であれば、中途解約 (キャンセル) が可能です。

その期間中に返却が完了した場合、お支払い済みの料金から1ヶ月分の利用料を差し引いた金額を返金いたします。

※ 返却用の専用箱代など、一部実費をご負担いただく場合がございます。
※ 返却時の送料は、お客様のご負担となります。

契約開始日から13ヶ月目が更新月です。

次年度の料金をお支払いいただくことで、契約が更新されます。

契約更新後に電極の交換をさせていただきます。

契約更新月(13ヶ月目)に、専用フォームより解約申請をお願いいたします。

申請を確認後、担当者より製品の返却方法など、解約手続きの詳細をご案内いたします

なお、返却期限(契約更新期限と同日)までに、すべての解約手続きが完了していない場合は、次年度分のレンタル料金をご請求させていただきます

解約をご希望の場合は、余裕をもってお早めにお手続きいただけますようお願いいたします

ご安心ください。「途中更新」制度をご利用いただけます。

FLOWシリーズでは、通常は1年ごとの契約更新時に電極を交換しますが、使用頻度が高く、1年未満で電極の寿命(累積1,500時間目安)を迎えた場合には、「途中更新」による交換が可能です

この場合、新たな電極への交換とともに、そこから再び1年契約がスタートし、従来の契約は終了となります。

途中更新の費用は、通常の更新時と同額となります。

※高頻度での使用があらかじめ想定される場合は、よりお得な「高頻度利用プラン」もご提案可能です。お気軽にご相談ください。

はい、正しい使用環境での故障は無償対応いたします。

修理または代替機の発送を行い、送料も当社が負担します。

はい、異なります。

・法人のお客様:まずはお問い合わせフォームよりお見積もりをご依頼ください。用途や台数に応じて、最適なプランをご提案します。

・個人のお客様:クレジットカード決済にて、オンラインで簡単にお申し込みいただけます。

 

 

電極の交換は、契約更新時に行います。

交換方法は以下のいずれかとなります:

・宅配便による本体ごとの交換

・当社スタッフによる現地での交換対応

どちらの方法で対応するかは、お客様とのご相談の上で決定いたします。

なお、現地対応となる場合は、交通費などの実費を別途ご請求させていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。